コラム：井原のランドマーク・井原駅にまつわるエトセトラ

井原駅のデザインにこめられた意味。

井原駅の駅舎は実に個性的なデザインですが、これは扇の的で有名な那須与一にあやかって、弓矢をモチーフとしてデザインされています。
井原駅を正面にした手前にある扇から覗くと…まさに弓矢が浮かび上がります。

源平合戦で遠くの扇を射貫いた逸話で有名な那須与一がここに！

那須与一といえば、源平屋島の合戦で波に揺れる船上に立てられた扇の的を、はるか遠くから弓で射抜いた弓の名手。まさに弓道界の元祖レジェンド！
そんなレジェンドに憧れて800年以上の時が流れた現在でも、井原市は弓道が盛んな町として有名です。
歴史とアートがうまく共存した井原市から現代の那須与一が誕生する日も近いかもしれません。

井原市西江原町にある供養墓「与一公墳」。
弓道ファンの聖地となる、この墓は古くから扇の的一射必中の故事にあやかって願い事がかなうといういわれがあり、最近では合格祈願で訪れる若者も多いとか。
弓道ファンのみならず、歴史好きにもたまらない穴場スポットです。